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子どもたちと伊座利で見つけた小さな花     いけるん食物アレルギー−アナフィラキシー

 !注意!(最初にお読み下さい)
生後6ヶ月の「ふー」を連れて、遊びにきていた両親と外食に行ったときのことです。

「ふー」は大豆や米のアレルギーは値が低かったので、
おかゆやお豆腐を、離乳食にあげはじめていました。
そのときにも、お豆腐を頼んで、「ふー」に食べさせていました。

わたしの食べているずいきのごま酢あえが甘酸っぱくてとてもおいしかったのです。
ずいきというのはサトイモのくきで、京都では季節になると酢の物などで食べます。
「このごま酢、おいしいから、ふーに食べさせてあげよう。」
ごまもお酢も身体にいいから、と思いながら、
お豆腐のうえにごま酢をのせてスプーンでひとさじ。
「ふー」はパクパク食べました。もうひとさじ。

「ふー」は急にむずかりはじめました。
口のまわりに、蚊にさされたような、赤い腫れがぷっくりとでました。
そのとなりにもぷっくり、ぷっくり。
「しまった、サトイモでかぶれたんや。」と思いました。
おしぼりをもらって、口のまわりをふいたり、あやしたりしましたが、
ご機嫌はなかなかなおりません。

泣き出した「ふー」は力なく泣き続け、いきなり、嘔吐しました。(注1)
これは調子が悪い、と、家へ帰ることにしました。
そして、今思えば恐ろしいことに、「サトイモの汁」を洗い流してやろうと、
シャワーで口のまわりから洗いはじめたのです。(注2)

そのとたん!

「ふー」は、ぐったり、としてしまいました。
くたっと、糸の切れたあやつり人形のように!本当にくたっと!

「おかしい!すぐ病院へいかなきゃ!」

「ふー」の顔は真っ青。唇は紫色。全く意識がない。
「ふー」の口元にわたしのほっぺたをくっつけてみても息が感じられない!(注3)
「ふー」が息をしているかどうか、わからない!息をしていないってどういうこと!

救急に着いて、点滴に気道確保、チューブだらけの小さな「ふー」。
みるみる、身体中の蚊にさされたような腫れ(じんましん)が
合体していって、やがて、真っ白だった「ふー」は、真っ赤になりました。
全身がこれ以上無理、というほどに、ぱんぱんに腫れあがってしまいました。

そのときは、うれしいことに命をとりとめました。
その後の検査で食物アレルギーの中でも、、
即時型反応が強くでるアレルギー体質とわかりました。
「サトイモ」は大丈夫でした。
「ゴマ」による、いわゆるアナフィラキシーショック(注4)を起こしたのでした。

胸に抱きしめて真っ暗な夜の中を救急へむかったときのあの気持ち、
どれだけたっても心の中から離れません。
思い出すと今でも胸が締め付けられて苦しくなります。

食べ物で死ぬ、なんて、考えもしませんでした。
今でも「知らなかったんやから仕方ないやん」とわかってはいても、
心の中に、「わたしはこどもを殺しかけた」という自分を責める気持ちが、
とても強く重く残っています。一生忘れない、一生悔やむでしょう。

当時は、卵・ごま・小麦・牛乳がアレルゲン(原因食物)でした。
母乳だったので、わたしも、それらの食物をとらないようにしなければ、
微量ですが、オッパイに出てしまいます。
少量でも添加物でもつなぎもダメ、完全除去食の生活が始まりました。
焼肉と卵かけご飯と中華料理の好きな一家には
(そのせいでこうなったのかも・・・)、ツライ食生活でした。
寝られない、ろくなもの食べない、途中でついに母乳が出なくなり、
アレルギー用ミルクに切り替えました。

除去食も、「ふー」が食べられる食材が決まるまでは、
表示やメーカーを信じて食べさせて失敗することもあり、
食べたあとに、コテンと意識を失ったり、じんましんになったり、
お腹を痛がったり、息がしづらかったりしました。

怖かったのは、魚肉とでんぷんだけを使用したさつまあげを食べさせたら、
嘔吐し、よだれをたらしてわけのわからない言葉をしゃべりだしたときです。
メーカーの調査によると、
チーズ入りさつまあげを揚げた同じ油で揚げていたそうです。

また、外でこのときとばかり中華のゴマ団子をたらふく食べて帰ったわたしが、
おかえりーと飛びついてきた「ふー」に頬ずりしたら、

歯の間にゴマが挟まっていて、頬ずりしたほっぺたにじんましんが広がり、
アレルギー性結膜炎で目がぶよぶよに腫れてしまったこともあります。

その後、「ふー」の「あかんもん」(「ふー」に有害な食物)を食べたら、
必ず、家族全員、歯磨きや口すすぎと手洗いをするようになりました。


(注1)嘔吐したので命が助かったらしいです。
(注2)暖かいシャワーをかけると、ますます、アレルギー反応が強くなるそうです。
(注3)内臓や気管も腫れて気道が狭くなるそうです。
(注4)急激なアレルギー反応で、
    じんましん、呼吸困難、めまい、意識障害、血圧低下などが
    短時間にあらわれ、生命をおびやかすような危険な状態になること。


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